鈴木研究室の紹介
本研究室の歴史
    


8 研究背景

    通信システムにおいて,人間は情報の発信と受容の担い手として大きな役割を担っています. したがって,誰でも,どんな環境でも快適に通信できるシステムを作り上げるために 人間の情報処理の仕組を明らかにすることが重要不可欠となります.

    なかでも 聴覚系 は最重要な情報処理過程の一つと考えられ, 通信路の両端に人間がいる場合にはとりわけ大きな役割を果たしています.


8 研究目標

    聴覚系の情報処理過程を明らかにすると共に その知見を応用して高度な音響通信システ ムや快適な音環境の実現することが本研究室の目標です.

4 人間の聴覚情報処理の解明
高次情報通信システムを構築のために不可欠となる研究
高次情報通信システム
「いつでも,どこでも,だれとでも」というバリアフリー通信,マルチメディア通信といった, 人間を情報の発信および受信源とするシステム





頭部の動きもふくめた人間の音像定位の処理過程の解明を目指した研究




聴力障害の早期発見や補聴器の適合評価のために「音声を聞き取る能力」を評価する 測定方法の研究・開発




妨害音が存在する中での聴覚の特性や,前に聞いた音が現在着目している音へ与える影響などの研究




視覚や体性感覚などと聴覚の相互作用を利用したマルチモーダル情報処理の解明を目指した研究



4 快適な音環境と高度な音響通信システムの実現
人間の聴覚情報処理に関する知見を用いて, 誰でも,どんな環境でも快適に通信できる音環境・高度な音響通信システムの実現を目指す研究





まるで他の場所にいるような感覚をつくり出すようなシステムの研究・開発




ディジタル信号処理による高度で,難聴者の聴力特性に適したディジタル補聴システムの開発・研究




音のディジタルデータへの電子透かしの実現を目指した 音のデータに著作権情報を埋め込むデータハイディングのアルゴリズムに関する研究


4 実験装置



球状スピーカアレイ


無響室


試聴室

4 研究成果