電気通信研究所における歴史
音響情報システム研究分野

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・城戸研究室(昭和38年〜昭和51年)
 昭和38年4月に電気工学科電気理論講座の城戸健一助教授が電気通信研究所教授に昇任し,本部門を担任した.初期には,騒音・振動や音場の制御・計測に関する研究を行なったが,その後,主要な手掛かりを音響学的情報に求める音声認識の研究に重点を移した.この研究は音声の最小単位である音素に着目し,音素を最小単位として不特定の話者の音声を自動認識しようとするものであった.
 この時期には,鈴木久喜助教授(現,静岡大学教授)に,昭和46年からは比企静雄助教授(現,早稲田大学教授)を加えて,我が国における音声認識の研究に一大橋頭保を築いたとくに,人問の聴覚の周波数特性を重視したローカルピークにもとづく音声の認識は,長期にわたり研究テーマになった.
 昭和51年4月に城戸教授が応用情報学研究センタに移った.このとき,音声認識の研究も応用情報学研究センターに移り,現,大型計算機センターの牧野正三教授が受げ継いでいる.

※以上,東北大学電気情報系創立75周年記念誌「ANTENNA」の記載を,一部補筆して掲載