8 研究室夏合宿(1999.8.3〜4)


秋田県立大学という、今年度開学した大学があります。
この大学の本荘キャンパスへ、この4月から、曽根先生を始め旧曽根研の職員の一部の方々が赴任されました。
ということで今年の夏合宿は、秋田へ行った皆さんと再び熱い交流をしよう、という目的の下、一路秋田へと向かうことになったのです。

1日目、快晴。
みんな目をしょぼしょぼさせながら早朝の出発です。なんせ交通費をケチって秋田まで一般道で行こうとしているのですから。研究室のメンバーは、車3台に分乗し、無線で連絡をとりつつ山形までは順調に駒を進めました。しかし、寒河江から国道112号がなぜか至る所工事中。しかも片側1車線の国道なので大渋滞。早くも先行きが不安になってきました。
昼食は鶴岡市内のお店を予約している関係上、どうしても時間通りに着かなくてはならないので、途中で休憩もなしで、とにかく鶴岡へ。なんとか予約時刻ギリギリに間に合いました。昼食は藩校「至道館」内にある郷土料理店。みんなで名物「麦きり」(早い話うどんです)をいただきました。麺が太くて、こしがあってとてもおいしかったです。その後、至道館を見学。庭園や古い民家なども保存してあり、大変興味深く見学しました。

みんなで黙々と食べる。

先っちょ工事中。

「お兄ちゃん、このおじさん何やってるの?」「斎藤さん、文化財の中で寝ちゃダメです」

それにしても暑い。ちょっと歩くだけで、もう汗がダラダラ。
今回の宿は、海の家のような海水浴場の真正面の立地ということで、あまりの暑さに「今すぐ宿に向かって海水浴をしたい」、という意見で全員が一致。その後予定されていた「鳥海ブルーライン」や「九十九島」なども無視。本日の宿泊地、象潟へのカーチェイスが始まりました。
宿に着くやいなや、海水浴へGO。水着を持ってきた者は泳ぎまくり、ない者は砂遊びやフリスビーに興じます。それにしても海藻が多い海だった。
海からあがり、シャワーを浴び終わる頃、秋田県立大や秋田大の方々が続々到着。もちろん手みやげつきです。
その夜の宴会は、夕日の沈む日本海を眺められるお座敷というすばらしいシチュエーションで行なわれました。しかし沈む夕日に「バカヤロー」と叫んでいたK太郎氏の胸中は誰もはかりしることができませんでした。
やはり海沿いということで、出てくる料理は全部海鮮。特にカキづくしです。海鮮の食べられない人にとってはかなり苦しい宴会となったようです。


本当に叫んでおります。周りの人が注目していました。

学生一同から、鈴木先生の教授御昇進のお祝い贈呈です。

まずは乾杯!

その後は外の砂浜で花火。夏の夜の海の醍醐味です。大量に買ってきた花火も、あっという間になくなり、次は部屋に移動し、2次会>睡眠。

2日目。またもや快晴。
またもや早朝からの行動。今日のメインは、秋田県立大の見学ということで、本荘へ向かいます。平日の朝なのにまったく渋滞もなく、秋田の交通事情の良さに感激です。
さてたどりついた秋田県立大。田んぼの真ん中に、近未来的な建物がそびえたっています。中に入ると、もうきれいすぎです。ドラマにでてくるような「キャンパスライフ」が楽しめそうなところです。食堂もなぜこんなにきれいなのだ?廊下ひとつとっても、この「デザインされてます」感はなんなんだ。しかもLL教室らしき教室には、1面のiMacが。。。すごすぎる。というわけで研究室一同驚き&はしゃぎまくりです。

こんな感じでデザインされまくっています。

部屋一面がiMac。

奇しくもこの日は、高校生向けのオープンキャンパスだったようで、どう見ても高校生には見えないし、やたら騒がしい我々は、かなり不思議な存在だったようです。
秋田の新・曽根研にもお邪魔してきました。あまりのきれいさに一同驚きです。しかしまだ設備も整っていないそうで、からっぽの部屋もありました。今後どうなっていくのやら。

最後にみんなで記念撮影。

そんなこんなで県立大の方々とお別れし、一同は昼食へと向かいます。秋田といえば稲庭うどん。ということで、稲庭うどんの本場、稲川町の「七代養助本店」まで、山道を2時間ほど爆走。まだ走るのか、と思い始めるころ、ようやく到着です。前の日は山形のうどん。今日は秋田のうどん。毎日うどんの食べ比べです。稲庭うどんは麺が細く、ツルッとしたのどごしがたまりませんでした。

これは「2色うどん」。しょうゆツユとミソだれが両方ついてくる。

さて次は、横手の町中にいきなり登場する近代的な建物(秋田ってこういうの多いんじゃないだろうか)、秋田ふるさと村。ここでは「箸の絵つけ」を体験しました。イメージでは、生木の箸に、色を塗る作業を想像していたのですが、渡されたのは黒い箸。実はこの箸、いろいろな色が層状に塗り重ねられていて、それを紙ヤスリで自由に削って模様を作る、というものでした。正に発送の転換。みんなで紙ヤスリを手に一心に箸を削ります。粗目>細目の紙ヤスリで研いだら、ワックスをつけて丹念に磨いてできあがりです。ちなみにここ(ふるさと村)の生乳ソフトクリームはおいしかったです。

一心に削っております。

これで今回の夏合宿の日程は全て終了。あとは横手インターから一気に高速で帰るだけ。インターから高速に入った瞬間目の前にパトカーがいたとか、ちょっとしたハプニング(?)はあったものの、全員が無事に通研までたどりつきました。

無事お茶室に到着。お疲れ様でした。

今年の夏合宿はキツキツでめいっぱい欲張ったスケジュールだったにも関わらず、きちんとそれを消化できたのは幹事の力量でしょうか。ご苦労様>幹事様。
そして、仙台から押しかけていった我々を快く迎えて下さった秋田の皆様、大変ありがとうございました。

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