8 通研野球大会2000

〜俺達の甲子園〜


予選リーグ第1戦 vs沢田研究室(2000.7.10)

待ちに待った野球シーズンがやって来ました.今年も我々鈴木研は,フォノンデバイス研究室の皆さんと共に優勝を目指します.大会は6月から始まっていたのですが,日程の都合がつかず,ようやく予選リーグ第1戦です.相手は沢田研.果たしてその実力や如何に!?
そしていよいよ試合開始.我々鈴木・PD連合軍は先攻.序盤は淡々とした試合展開.両チームとも,四死球もなく,静かに試合は進みます.
試合が動いたのは3回裏.先発投手の岩田が2本の長短打を浴びて1点を先制されます.「その愛,しかと受け止めた!」(沢田研M2のTさんに痛烈なピッチャー返しを喰らった直後の投手談.勘違いもここまでくると犯罪です.しかもキャッチできなかったくせに)
しかしピンチの後にチャンスあり.4回表,先頭の佐々木選手のクリーンヒットを皮切りに,相手投手の制球の乱れもあり2点を取って逆転.続く5回表の攻撃では2死から怒涛の9連打!8点を奪って10対1.
そして6回.あと1点でコールド勝ち.「ホームランで決めろ!」の声と共に打席に向かう千両役者・岩田.狙うは初球,バットを一閃.打球はライトスタンドへ消えていきました.
結局その裏も抑え,11対1の6回コールド.これ以上ないほど素晴らしいスタートでした.

気分はペドロ・マルティネス!


ゲーリー・シェフィールドばりの鋭いスウィング!


新・打・法…


汝も,なぜ右足が前に出る!?


「おいメシどーする?」「あ,俺,今日バイト」


ラヴ・ストーリーはサドンリー


「ベンチ前での出迎え行為は禁止です」 by高野連


予選リーグ第2戦 vs中島研究室(2000.10.4)

7月に1試合目を行ってから,雨にたたられたり院試があったりで,もう10月になってしまいました. 初戦が良かっただけに時間があいてしまったのが少々悔やまれますが,もう一度あの勢いを取り戻して決勝トーナメント進出を決めたいところです.
2戦目は中島研究室とのバトル.
我々鈴木・フォノン連合軍は,西村さん,小池君という大砲2人を欠くという苦しい状態でしたが,坂本さん,高さんという新戦力を加え,試合に望みました.
静かだった1試合目とは違い,今日は序盤から激しい打ち合いでした.
初回無死満塁から4番佐々木君の弾丸ライナーのホームラン!
期待のニューカマー高さんの中堅越え2塁打!
出塁率10割の坂本さん!
しかし相手も打つ. ウィニング・ショットである高めのファストボールをことごとくカットされ,根負けしたところを狙い打たれるという最悪のパターン.
替わってマウンドに上がった佐々木投手もコントロールが定まらず,ボールを置きにいったところを痛打. 一方,我々は中盤追加点を奪えず,リードを許したまま最後の攻撃を迎えました.
ここで影の主砲・西村さんが登場. さっそく打席に入るや,痛烈な当たりでファンの声援に応えます.
そして2死満塁,1点ビハインドのクライマックス. ここで打席に入るのは秀介氏. カキーン!打球はショートへ. 健闘虚しくゲームセット…と思いきや,遊撃手がこれを悪送球し,2人生還でサヨナラ勝ち. あまりにも劇的過ぎる幕切れでした.
試合終了後は,お茶室にて祝勝会. 勝利の美酒に酔いました.

チャンスに強いぜ


美しいスイング


美技を連発

予選リーグ第3戦 vs水野研究室(2000.10. 10)

予選リーグも大詰め. 今日の相手は今回が初登場となる水野研究室です.
試合開始が朝の10時のため人数が揃うか心配されましたが,それは取り越し苦労に終わりました.嬉しかったです.単純に.
試合の方はというと,序盤,先発岩田投手の制球が定まらず,苦戦.
しかし,出ました,前の試合を風邪で欠場したPD研・小池氏の初回無死満塁からの特大アーチ!前回と全く同じ展開にびっくり.
その小池君,2打席目もソロホームランをかっとばしてくれました.あんたすげーよ! しかしそんな恋女房の奮闘とは裏腹に,ピッチングのほうは一向に調子が出ません. さらに5回から相手のエースっぽい人が登板し,逆転の気配もなし. 最後にちょっと追い上げましたが,1点差で惜しくも敗れました.
これで予選リーグは2勝1敗という成績で終了です. 果たして我々は決勝Tに進むことが出来るのか? それは水野研の成績にかかってます.
ここで,王国ブラジル相手に奇跡の勝利を収めながら予選リーグで敗退したアトランタのサッカー日本代表が我々の頭をよぎったのでした….

驚異のパワーヒッター


打つ時はしっかり前を見て!


決勝トーナメント1回戦 vs伊藤(弘)研究室(2000.11.16)

…という心配は杞憂に終わり,我々鈴木・PD研連合は,見事にグループリーグ2位で決勝トーナメント進出を果たしました.
1回戦の相手は駅伝大会6連覇(勿論今年もブッちぎり)の伊藤研究室.しかも試合の5日前に駅伝大会が終わったばかり→基礎体力が出来ている→強敵!?ということで,油断なりません.
しかしこちらとて条件は同じ. そう簡単には勝たせないぞ(でもちょっと弱気な僕達)!
そしていよいよプレイボール.こちらは後攻です. 試合前,「投手の肩は消耗品」の持論に基づきろくに投げ込みもしていなかった先発岩田投手ですが,試合になれば球が走りまくり. 今シーズン最高の出来といっても過言ではありません. 攻撃では初回,最強のリード・オフ佐々木選手のスタンディング・ダブルを皮切りに,相手投手の制球の乱れもあり,2点を先制.
一方,守りの方では2回の無死3塁,4回の無死1,3塁というピンチを小池捕手,坂本一塁手の好守で切り抜け,「あれ,もしかしたら勝てるんでないの!?」という雰囲気が出てきました.
しかし5回の伊藤研の攻撃. 下位打線に連打と四球を許し,5失点. ああやっぱりな….
その後,相手の主砲・伊藤研助手さんから得意のムービング・ファストボールで2三振を奪ったところはさすがですが.
だが,またもやドラマは最終回に…. 長田選手の2度目のHit by Pitch(要するに死球)と,坂本さんのクリーンヒット,くっしーの「あわや」の当たりの2塁打で瞬く間に1点差.
しかし8番PON選手,9番渡邊選手と,こちらも瞬く間に倒れ,2死. ここでトップの佐々木選手が粘って歩き,まるで運命に吸い寄せられるかのように,岩田選手に打順が巡ってきました.
まさか自分までまわるとは思っていなかったこの人,スパイクから普通の靴に履き替えてしまっていたため,ふんばりが効かずに投飛. 5対4で惜しくも敗れ,我々の夏は(!?)終わりました.

ボコッ!またもや死球.人は自分の知らないところで恨みを買っているものです


うなりを上げる速球.しかし悲劇は起こった…


エッ,今のがストライク!?


敗軍の将,兵を語らず


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