8 夏合宿 in 岩手(2000.8.7&8)


暑さもピークの8月.
巷ではどうもこの時期を"夏休み"と言うらしい…それなら季節感のないオラたちも夏っぽいことするべ…という経緯があったかどうか知りませんが,恒例の夏合宿が行われました.
今年の行き先は岩手県南部.そこにはかつて黄金文化があったいう….さてどうなることやら.

<1日目>
朝9時というきわめて常識的な時刻に集合し,車に乗り込む.なんと往路は国道4号線をひたすら北へ向かうというスパルタン・スケジュール.
まあなんだかんだで岩手県に入り,時刻はもうお昼.昼食は中尊寺の麓にある「平泉レストハウス」.我々が食したのは,暑い夏にピッタリの「お餅」!
だって平泉名物なんだもん!

前沢牛…は出てきません


さあ,餅を食べるゾ!

色とりどり,そして味わいも様ざまの餅料理の数々に舌鼓を打った後は,歩いて中尊寺を目指す.
普段ほとんど運動をしていない私たち.長い長い坂をハアハア言いながら登ると,そこには見事な平安仏教の世界が広がっていた.800年以上も前の建物が(ところどころ補修されているとはいえ)今もこうして威厳を放っていることって,凄いと思いません?

金色堂接写!


能楽堂にて.

中尊寺をひととおり見て廻った後は,達谷窟毘沙門洞(たっこくのいわやびしゃもんどう)へ.初代征夷大将軍である,坂上おじゃる丸…じゃなくて田村麻呂が北方の蝦夷討伐の後,戦いの神毘沙門天を奉ったとされるほら穴である. 夕方ということもあってか,周囲は不思議な雰囲気に包まれていた.


これが達谷窟毘沙門洞

見学を終えて宿舎へ向かう.
到着後は体を休める者,ひとっ風呂浴びる者,バドミントンやフリスビーに興じる者…みな思い思いに過ごし,お待ちかねの夕食の時間. だが宴会場ではなく,普通の食堂だったため,心なしか斎藤さんは淋しげだった.(段取りがなっていませんでした.御免なさい)
. 夕食後は,麻雀大会が一部で盛り上がるのかなあと思いきや,何故かあちこちでトランプ! これが異常に盛り上がり,気がつけば深夜.

夜更けてなおらんらんと輝くその瞳

一人また一人と床に就いた後も,数名が爆裂トークで盛り上がる. 内容は…ここでは書けない!(ベタオチですいません)

<2日目>
昨日に引き続いて抜けるような青空! しかし,昨晩トランプ(&トーク)で盛り上がり過ぎた人は朝食をブッちぎってグーグー.今日一日もつのでだろうか?不安の中,「えさし藤原の郷」に向けて出発する.

出発前の記念撮影

そしておよそ1時間かけて到着. 「えさし藤原の郷」はかつて奥州藤原氏が東北地方に築いた黄金の都を忠実に再現した一大テーマパーク. 広大な敷地の中に,たくさんの歴史的建造物(レプリカですけど)が並んでいる. …にしても今日はアチーよー!というわけで歩きまわって見学するどころではない人もいた模様.ガハハ.
ひととおり回って,みな一様に口にしたこと,それは…「池にいる鯉の数がすごかった」.キミたち,ほかに見るところはないんか!

鯉を呼ぶ.


記念撮影

そうこうしているうちに昼食タイム. 敷地内の食事処で和定食を食す. リクエストどおり,ちゃんと江刺地方名物の「卵麺」も食べることができ,ひと安心の幹事であった. だがしかし,満足して引き上げようとすると,さっきまで隣にいた団体さんの食べ残しが目に入る…ナンとそこには鮎の塩焼!そしてそして,メロン様! ああもったいない,と一同ため息をついたのだった.

お肉だー!


気をとり直して車に乗り込み,北へ.
目指すところは「北上市立鬼の館」. 日本全国,そして世界各地の「鬼」が満載のユニークな博物館である. ふむふむ,古代,日本の中心だった西方の都の人々にとっては,東北地方にすむ人々が「鬼」そのものだったのだなあ.「蝦夷」には「野蛮人」の意味も含まれているし…なんてことを思ったのであった.
それにしても,広くて立派で綺麗な建物で,展示も非常に興味深いものがたくさん. なのにお客さんがいない…. 近郊の皆さん,もっと利用しましょうね.

日差しが強いぜ


鬼に喰われるの図

さて,これにて予定のイベントはすべて終了. 帰りはちゃんと高速道路を使い,通研に到着.そういえば七夕の最終日ですね….
いやー今回の夏合宿も暑くて大変だったけど,事故・怪我・病気等もなく無事に過ごせたのが何より. 皆さんお疲れ様でした.

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