3次元音空間を作ってみよう
2011年度の鈴木研究室創造工学研修のテーマは,「3次元音空間を作ってみよう」.
3次元空間をCADを用いて設計し,その部屋の響きを計算機シミュレーションによって解析することで,
自分が設計した部屋がどのような音の響きを持つのか,“可聴化”を体感してもらいました.
授業の最終回には,約半年間の成果をスライドにまとめて,鈴木研メンバーの前で発表をしてもらいました.
1年生のみなさんには,3Dモデルを設計するにあたって,それぞれテーマを設定してもらいました.
設定したテーマは以下の6つ.
- 吸音率の違い
- 拡散係数の違い
- 部屋の大小
- 受音点や音源の位置
- 部屋の内装
- 障害物の有無
果たして音の響きはどのように変わるでしょうか…?
以下に,最終発表で使用したスライドを公開します(1年生の希望により名前はイニシャルのみの公開です).
サムネイルをクリックすればPDFファイルをダウンロードできます.
※スライド中にデモンストレーションのページがありますが,著作権の関係上,音を実際に聴くことはできません.ご了承ください.
吸音率の違い(担当:M.K君)
|
拡散係数の違い(担当:H.T君)
|
|
|
|
部屋の大小(担当:R.T君)
|
受音点や音源の位置(担当:H.M君)
|
|
|
|
部屋の内装(担当:R.I君)
|
障害物の有無(担当:S.F君)
|
|
|
|
総合コメント
各々で設定したテーマに沿った,とても独創的な3Dモデルを設計してくれました.
それぞれのテーマに対して様々な仮説,条件を立てて検証し,よく考察できていたと思います.
いろいろなパラメータからシミュレーションにチャレンジし,広い視野を持ったアプローチが印象的でした.
3Dモデルの設計,計算機シミュレーションという二つの技術に触れ,きっと良い経験になったのではないでしょか.
これを機に,少しでも音響工学に興味を抱いてもらえたらと思います.
(2011年度創造工学研修TA 伊藤)
|