聴力障害の早期発見や補聴器の適合評価などのためには,
実生活での音声の聞こえを評価する検査法が重要となります.
本研究室では,“音声を聞き取る能力”を評価する,
新しい聴力測定方法について研究を行っています.言葉の聞き取り易さは,
その言葉を知っているかどうかで違います.
そこで,なじみの程度を表す親密度という尺度で言葉の難しさを合わせた,
1リスト50単語から成る,単語了解度試験用音表“FW07”を開発しました.
さらに,聴取者への負担を考慮し,“FW07”をベースとした20単語からなる
実用的な単語リストを新たに構築しています.
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図.親密度別単語了解度試験用音声データベース
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