音響情報システム研究分野(鈴木研究室)の系譜
5.音響情報システム研究室の時代(1999.4-1999.7)
 曽根研究室が終わりをつげた1999年4月の時点で筆者は助教授でした.東北大学の電気・情報系では,助教授をいただく研究室は個人名ではなく,研究室の分野名で表されます.そのため,1999年8月に筆者が教授に昇任するまでの間は,音響情報システム研究室と呼称されていました.
 このときのスタッフには,この年の春に曽根研究室最後の後期課程修了者のひとりとなった金海永助手(現在,秋田県立大学助手)と,斎藤文孝技官が引き続き加わっていました.金助手は,この年度の終わりまで,研究から様々な実務までを精力的にこなし,研究室の創立期に多くの貢献を果たしてくれました.この年は学生も,4年生の配属が2名,前期課程(修士)1年生3名,2年生2名,後期課程(博士)1名の8名のみ(それでも助教授の研究室としては小さくはないのでしたが),秘書もいないという,こじんまりとした体制での発足でした.

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